【看護学生必見】実習で差がつく!効率的な情報収集のコツ
看護学生のみなさん、こんにちは!看護学生アドバイザーのかずです!

実習が始まると多くの看護学生が「何の情報を集めればいいの?」「どうやって情報収集すればいいの?」と悩みます。実際に僕のところにもこんな声がたくさん届いています。


そんな悩みを持つあなたのために、今回は効率的な情報収集のコツを紹介します!

情報収集でやりがちなNG行動3つ
まずは、多くの看護学生がやりがちな情報収集の失敗例をみていきましょう。あなたも心当たりがあるかもしれませんよ!
① カルテの情報を全部書き写そうとする

患者さんの情報を漏らさず集めようと、カルテの内容を全部メモしようとする学生は多いです。でも、それって本当に効率的?
- 時間がかかりすぎる
- 患者さんと関わる時間が減る
- 本当に必要な情報が埋もれてしまう
- 情報の関連性を見失いやすい
② 患者さんへの質問攻め

実習では「情報を集めなければ」という焦りから、患者さんに次々と質問をしてしまいがち。でも、それでは患者さんも疲れてしまいます。
- 患者さんが疲れる・嫌がる
- 自然な会話が生まれない
- 本音を聞き出せない
- 関係性が築きにくくなる
③ 情報収集の目的を見失っている

看護学生は記録物を埋めることが目的になりがちです。でも、本当の目的は患者さんのより良いケアにつなげることのはず。
「記録を埋めること」ではなく
「患者さんに最適な看護を提供すること」
プロが教える!効率的な情報収集3つの秘訣
では、どうすれば効率よく的確な情報収集ができるのでしょうか?現役看護師も実践している3つの秘訣を紹介します!
① カルテは必要な情報だけをピックアップしよう

カルテには膨大な情報がありますが、すべてを見る必要はありません。効率的に情報収集するには、以下のポイントを重点的に見ましょう。
- 看護データベース:基本情報や入院時の状態がわかる
- 使用薬剤リスト:どんな治療を受けているかの手がかりになる
- 検査結果:客観的な身体状態の変化がわかる
- 入院後の重要イベント:医師・看護師記録から状態変化がわかる

② 効果的な質問テクニックを使い分けよう
患者さんから情報を得る際には、「クローズドクエスチョン」と「オープンクエスチョン」を上手に使い分けることが大切です。
クローズドクエスチョン | オープンクエスチョン |
---|---|
「はい」「いいえ」で答えられる質問 例:「朝ごはんは食べられましたか?」 例:「痛みはありますか?」 メリット:簡潔に情報が得られる |
「はい」「いいえ」では答えられない質問 例:「食事はどんな感じでしたか?」 例:「体調はいかがですか?」 メリット:幅広い情報が得られる |

看護学生:「おはようございます。今日の朝食は食べられましたか?」(クローズド)
患者さん:「はい、全部食べました」
看護学生:「それは良かったです。朝食の内容はいかがでしたか?」(オープン)
患者さん:「魚が美味しかったですよ。でもパンは少し固くて…」
看護学生:「なるほど。普段のご自宅での食事はどんな感じですか?」(オープン)
患者さん:「家では和食が多いんです。魚や野菜中心で…実は最近食欲が落ちていて…」
このように、クローズドクエスチョンで簡単な確認をした後、オープンクエスチョンで話を広げていくと、患者さんも自然に話してくれるようになります。これにより、記録には書かれていない貴重な情報も得られるでしょう。
③ 日常のケアの中で自然に情報収集しよう

患者さんの体を拭いたり、歩行介助をしたりといった日常のケアの中で、自然な会話を心がけましょう。緊張せずに話せる環境の方が、患者さんも本音を話してくれることが多いです。
- 朝のバイタルサイン測定時に一日の体調を聞く
- 清拭しながら皮膚の状態や痛みについて会話する
- 食事介助の際に食欲や好みについて話す
- 歩行介助をしながら日常生活の様子を聞く
- 夕方の訪室時に一日の振り返りを一緒にする

実習初日の情報収集はこうしよう!
実習初日は特に緊張して何から手を付けていいか分からなくなりがちです。ここでは初日の効率的な情報収集の流れを紹介します。

- 朝の申し送りをしっかり聞く
現在の患者さんの状態や注意点を把握する - 必要最低限のカルテ情報を確認
基本情報、現病歴、治療内容などの重要ポイントのみチェック - 指導者からの情報収集
「この患者さんの特に注意すべき点は何ですか?」と聞いてみる - 患者さんへの自己紹介と初回面談
挨拶と簡単な自己紹介から始め、雰囲気づくりを大切に - 日常ケアを通じた観察
バイタルサイン測定などの基本ケアを通して観察する

情報収集のまとめ
- カルテは「看護データベース」「使用薬剤」「検査」「入院後のイベント記録」を中心に見る
- 患者さんとの会話ではクローズドクエスチョンとオープンクエスチョンを組み合わせる
- 日常のケアの中で自然な会話から情報を得る習慣をつける
- 情報収集の目的は「記録を埋めるため」ではなく「患者さんに良い看護を提供するため」であることを忘れない

事前学習が苦手な看護学生へ
「実習前の事前学習をどうやって進めればいいか分からない…」
「疾患の勉強や看護計画の立て方が難しい…」
そんな悩みを抱えている看護学生は多いですよね。実は情報収集の前に、しっかりとした事前学習ができていることも大切なポイントです。

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コメント
こういうことなんですよね。
とても勉強になります。
患者さんもお話好きだと
何処までも情報が出すぎてしまって、気づくとノートが真っ黒になってしまい、何が必要で何が不要なのか分からなくなってしまいます。
コミュニケーションとしては良いのですが💧
気をつけます💦
コメントありがとうございます。
自分もそのようなコミュニケーションを
していたので参考になれば幸いです。