【現役看護師が教える】実習のアセスメントのコツ~精神看護学編~

アセスメント系

皆さんこんにちはかずです。

みなさんから質問の多いアセスメントについて

書いていきたいと思います。

アセスメントは各実習でいろんなコツがあると思います。

その中で、コミュニケーションが困難な

精神看護実習でのアセスメントについて話していきます。

精神看護学は、コミュニケーションが主で

とても情報収集が難しい分野でもあります。

そして、症状が目に見えにくい部分なので

アセスメントも難しいと思います。

では、その中でのコツはなにがあるのか??

ずばり最初に言います。

感情の起伏(表情や言動)
薬の内服状況(内服への理解度、きちんと飲めているかetc)
リハビリ状況(他人との関わり、積極性など)
疾患の経過(良くなっているのか、悪くなっているのか

情報収集のコツについては下記のブログで書いてあるので参照してみてください。

【看護学生必見】実習時に役立つ情報収集の仕方 | 看護学生アドバイザーかず
看護学生・看護師の皆さんこんにちは 看護学生アドバイザーのかずです。 今回は看護学生の方に向けて「情報収集」について話していきたいと思います。 日々看護学生の方から悩みを聞いていると 「何の情報を取ってよいかわからない‼」 「受け持ちの患者

精神看護とは

精神的健康について援助を必要としている人に対して、

個人の尊厳と権利擁護を基本理念として、専門的知識と技術を用いて

自律性の回復を通して、そのひとらしい生活ができるように支援することであるとあります。

といってもおいおいこんなん難しくてわからへん

っていう人には、僕なりに要約すると、

気持ちがしんどくなっている人をケアして、また、元の健康状態に戻してあげよう。

です。では、次に精神看護の特徴を説明していきます。

精神看護の特徴・関わり方

冒頭でも述べたように、精神看護は幻想や幻聴など現実世界に起きてない事が

その人には起きている事なので、コミュニケーションはとても難しいです。

そして、気分の起伏も見られるので、

その日の体調によっても話してくれない事もあると思います。

でも、大切なのは、

その人にとっては現実に起きている事なのです。
なので、絶対に同調も否定もしてはだめです。
なぜダメなのか??

同調すると、その人の現実世界を認めることに繋がり

より症状を悪化の可能性があります。
逆に、否定をするとどうなるか??
否定をするとその人の考えを否定することで、僕たちに対して
不信感を抱くようになり、症状の悪化だけではなく信頼関係の構築にも
支障をきたします。
ではどのようにコミュニケーションをとればいいのか??
実際にコミュニケーションの場面見てみましょう。

なあ、あんたUFOがこの間来たんよ。

それでうち宇宙人と会話してなぁ

あなたやったらどう答えますか??

悪い例

そんなわけないやんか。絶対いんからそんなもん

なんや、私の事信じてくれへんのか。

もうあんたと話さへん。

これでは不信感につながり、関係性の悪化に繋がります。
良い例

 

 

 

なあ、あんたUFOがこの間来たんよ。

それでうち宇宙人と会話してなぁ

そうなんですね。宇宙人がいてたんですね。

僕には、まだ見えてはないです。

そうなんよ。でも、あんたには見えてないんやね

 

 

共感も行い、自分の意思も伝えてます。不信感も抱きにくいです。

このように、精神看護は、あいまいな対応の時も多いです。

場合によっては、はっきりと事実を伝えたほうがいいときもありますが、

きちんとその人の性格や症状に合わせてコミュニケーションをとってみてください。

また、実習で情報収集やコミュニケーションが取れなく困っている学生の方が

特に精神の場面では多いです。

 

ですが、焦ってしまうと質問攻めになってしまい

患者は、ただ聞いてくる人の認識になってしまいます。

そうすると情報が聞き取りにくくなります。

精神看護は長い過程の人が多いです。

なので、実習の期間だけでその人を理解するのは困難です。

焦らずにコミュニケーションとることで、その人の関係性が構築されていきます。

焦ると口調や対応、表情も大きく変わります。

気持ちだけでもいいので、ゆっくりとした関わりを心掛けてみると

案外、良いコミュニケーションがとれるかもしれません。

実習なので、焦る気持ちもわかります。

点数や、今後の人生に関わってくるのも重々承知です。

だけど、コミュニケーションにも影響してくるという事は

理解しておいてほしいです。

精神看護は究極のコミュニケーションスキルが必要
同調や否定をしすぎない
情報収集に焦りすぎない

精神看護のアセスメント

さて、ここからは本題のアセスメント編です。

簡略ではありますが、精神看護の特徴も書いていきました。

そこからアセスメントに繋げていきましょう。

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アセスメントが難しい一つとして、症状が目に見えて判断しにくいからです

例えば、心不全だと浮腫、肺炎だと呼吸苦であったり、目で見て判断できることが多いです。

 

肺炎を例に挙げます。

検査データーをみて、炎症反応の上昇、胸部レントゲンでの下肺野での陰影、

呼吸苦が患者があったとしましょう。

あー炎症反応高いし、呼吸苦あるし、レントゲンも白い陰影あるから、

だから肺炎なんかぁーと判断しやすいと思います。

でも、精神疾患の場合は、

検査データーの異常値、画像診断データ、そして目に見える症状がほぼないです

じゃあ、何で判断するの??思った人いると思います。

僕たち看護師はどのようにアセスメントをしているのか??

ずばり、

患者の主訴です
精神疾患はコミュニケーションやをとることで患者の言動からアセスメントをします
なので、身体面の病気よりアセスメントがとても困難です。
では、精神面のアセスメントのポイントはなんなのか??
感情の起伏(表情や言動)
薬の内服状況(内服への理解度、きちんと飲めているかetc)
リハビリ状況(他人との関わり、積極性など)
疾患の経過(良くなっているのか、悪くなっているのか)
めちゃくちゃ絞ったつもりなので、ぜひ参考にしてください。
特にこの中で、必要なアセスメントが、内服状況です。
どの疾患でもそうですが、内服できていないと治療が出来ません。

「いやそんなん知っているわ」

と思った人、特に精神の薬は効果発動まで時間がかかりやすく、
人によって、薬の適応が本当にシビアです。なので、内服に対しての理解がなければ、
在宅に帰ってからも内服できず、また一からの治療になります。
その為、精神疾患の人は再発多く、治療も長引きます。
なので、内服の理解度、内服状況は特にアセスメントして下さい。
また、そこに繋がってくるのが、リハビリ状況です。

・社会性はどうなのか、

・今後在宅復帰可能なのか

・積極性はどうなのかという事も視野に入れ

今後の退院支援にも繋げアセスメントして下さい。
後は、精神状態も必ずアセスメントして下さい。
・どのような時に症状が悪化しやすいのか?
また、その部分やコミュニケーション場面で振り返る時に大切になるのが
プロセスレコードです。プロセスレコードも、カンファレンスなどで、メンバーと共有し

・どのような時に関わりがうまくいかないのか

・どこかにコミュニケーションのずれはないか

・このひとの症状はどうなのか、どのような時に出現しているのか etc

など視点を用いてアセスメントしてみてください。

まとめ(僕の感想も交えて)

精神の実習は、僕のなかではとても面白かった実習でした。
自分がもてるコミュニケーション技術をフルに使って、患者の意欲をどう引き出すか、
普通のオセロやトランプカードは遊びでも、その人たちにとっては社会性を育み、
在宅復帰、社会に戻るための大切な治療なんだと学びました。
目に見えない分、アセスメント、情報収集はとても難しいですがせっかくならば
関わりも楽しみながら実習してみましょう。
おそらく、トランプやカードゲーム、麻雀やカラオケなどの遊びが経験できる
数少ない実習だと思います。でも、それが看護に繋がります。
どうでしたか??精神のアセスメントを簡単ですが、まとめてみました。
また、アセスメントや実習が分からない時には
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気軽にコメントください。下記にリンク張っておきます。
読んで頂きありがとうございました。
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