コミュニケーションについても色々な場面で困った時があると思います。
みなさんこんな経験ないですか?
発語が乏しい方や、脳梗塞を発症した患者のコミュニケーションで困った時などです。
「やばい。患者さん話してる。けどなに話してるかわからへん。」
また、他には
こんにちは。今日はお願いします。
よろしくね。・・・・
うわぁ何話そうあんまり話してくれへんやん
沈黙気まずっーー
僕も学生の時とかありました。
でも、僕も看護師になってからはなくなりました。
それはあることに気をつけているからです。
先に答えを言います。2つあります。
・その人の強みを探す
コミュニケーションとは?
まず、コミュニケーションについて話していきたいと思います。
コミュニケーションとは辞書で調べてみました。
おいおい難しいやんけと思った人。いつも通り僕なりに訳します。
すごく子供っぽい事になってしまいましたがとても大切なことです。
信頼関係を構築する為に必要な事はコミュニケーションです。
関わる事でその人がどういう人なのかわかります。
逆に、わからなければ不信感に繋がりその後の関係にも支障をきたします。
何か頼み事をする時、知ってる人と知らない人だとどちらにお願いしますか?
僕だったら知らない人ではなく、知ってる人に頼み事をします。
頼みやすいですし、快く引き受けてくれると思うからです。
知らない人とは関係性ができていないので頼み事もしにくいですし、
反対側からしたら、なんでそんなん頼まれへんとあかんねんってなります。
患者の場合でも同じです。
患者も知ってる人には笑顔や関わりやすく自分の情報を開示しやすいです。
結果、患者の事を知る事ができます。
なので仲良くなる事がコミュニケーションにはとても大切な事です。
コミュニケーションのコツ
人と仲良くなるのは分かったけど、どうしたらいいんやって人。
ここから本題のコミュニケーションのコツに入っていきます。
ちなみに知ってる人はさておき、僕は人と関わる事が大好きです。
小さい頃から人と話す事をよくしてました。
その中で身につけたノウハウがあります。
一つ目のコツは、
です。どういうことか説明していきます。
僕はコミュニケーションには2種類あると思います。
待ちのコミュニケーションとは?
相手が寄ってくるような人が皆さんの周りにはいませんか?
僕もあの人には話したいなぁと思う人がいます。
その子は特に何をしているわけでもないです
でも、その人にはいろんな人が話しかけてきます。
何をしているのか?
いつも笑顔ですし、否定もせず聞いてくれます。
調子悪いときは大丈夫?と気がついてくれるので僕もついつい話してしまいます。
笑顔の人には話しやすいです。
口角が上がり、目じりが下がると、人は柔らかい印象を持ちやすくなります。
印象が変わると、雰囲気が変わります。
そして、その人の話をうんうんと聞いてあげてください。
この時大切なのが否定はしない事です。
否定をせず、傾聴することでその人には安心感を抱きやすくなります。
なのでみなさんも是非笑顔を心がけてみて、待ちのコミュニケーション使ってみて下さい
攻めのコミュニケーションとは?
ここから看護師的な話になります。
看護師は言うておくと攻めのコミュニケーションです。
イメージはゴイゴイいく関わりで、話すの得意です。
看護師だったら疾患の事でお腹は痛いですか??とか思いがちですが、そんな事ではないです。
また、自分から話すの苦手やわ!!と思っている人。
大丈夫です。誰でもできる自分からできる攻めのコミュニケーションがあります。
あいさつは攻めのコミュニケーションです。
患者さんやスタッフに会った時に自分から笑顔で挨拶する。
これだけで攻めのコミュニケーションになります。
そして、少しずつ自分の情報開示もしてみてください。
プライベートの話してもいいなと思う内容でいいです。
僕はこの間、畑を始めました。
このような感じで話してみてください。
情報開示をする事で人はその人を知り安心感を抱きやすいです。
その人の事がわかるようになります。
そうすると、相手も情報開示をしてくれてコミュニケーションを取りやすくなります。
患者とのコミュニケーションでも是非実践してみて下さい。
攻めと待ちのコミュニケーションを織り交ぜて、
笑顔で、自分から挨拶をして情報開示した後、相手の話を傾聴する
を心掛ければ、コミュニケーションを取れていくと思います。
質問攻めはよくない
そこでよくしがちな間違いが質問攻めはダメです。
みなさん、こんなこと実習で言われたことないですか??
ついつい、実習の情報収集をしなければならないと思い疾疾患の事だけ聞いてしまう。
質問攻めだとこの人は聞くだけの存在なっちゃいます。
それではコミュニケーションにはならず、一方的な会話です。
質問するだけでは、信頼関係が築きにくく信頼が得られません。
あくまで、適度に疾患の話とプライベートの話を織り交ぜてください
その人の強みを探せ
序盤にも話してた、発語が中々できない人とのコミュニケーションのコツを話していきます
皆さんその人の残存機能に目を向けてますか?
脳梗塞の人は話せへん、動けないと悪い部分だけ捉えてませんか??
発語はできひんかもしれないですけど手は動きませんか??
手が動くならば文字盤も可能です。
ではそこまで動かせへんかったら?
握手が可能であれば、クローズドクエスチョンも可能です。
しんどかったら手を握ってなどにしたらコミュニケーションは可能になります。
では、手が動かせなかったら?目があります。アイコンタクトです。
YES NOのフリップを準備してクローズドクエスチョン使い目線の動きだけで判断もできます。
これはあくまでも
こちらの話している内容が理解できている場合です。
では、話している内容が理解できてない時はどうするのか??
もしかしたら側頭葉の障害が起きてるかもしれません。
聞く能力が低下しているかもしれないので、
視覚的情報で訴えかけてみるのも一つの手やと思います。
問題ばかり目を向けずよければ患者の残存機能に目を向けてみて下さい
まとめ
皆さんの創造力でコミュニケーションは無限に広がります。
おそらく正解はないです。
その人と関われているのならばそれは正解です!!
その中でも、
その人の強みを探す。
是非実践してみてください。
今後も、コミュニケーションのコツや技法などブログの中でも書いていきます。
コメント
お世話になっております。
コミュニケーション難しいですよね。
入所したばかりの利用者様のご家族様から「この人(夫)は、言いたいことは目で分かります。察してください!」と、何と返答して良いか分からないお願いをされたことを思い出しました。
「目は口ほどに物を言う」とは言いますが、具体的に具現化できるコミュニケーションって大切ですよね。
高次脳機能障害で失語症が酷かった利用者様だったので、結果的には辛うじて動く指先で、タッチパッドを使用してコミュニケーションを図りました。
ご家族様は、本当にご本人の目で会話ができていたのか、今でも謎です。