【基本を押さえよう】分かりやすいロイの看護理論

アセスメント系

はじめに

看護学生の皆さん、こんにちはヤマです!

今回のブログでは、ロイの看護理論について詳しく

説明します。あまり実習で使用している学校は少ないと

思いますがどのような内容なのかは押さえておくほうが

良いと思います。またロイの看護理論は看護の基礎を

学ぶ上でとても役立つ理論だと思っています。

学生の方はぜひ参考にしてみてください。

 ロイの看護理論とは?

ロイの看護理論は、アメリカの看護学者ドロシー・

E・ロイによって提唱されたものです。この理論は、

人間を適応システムとして捉え、環境からの刺激に対して

適応反応を示すことが健康であると考える看護理論です。

看護の役割は、患者の適応能力を促進するために刺激を

操作することだとされています。

簡単に言うと人間は環境に合わせて変わることで

元気になるという考え方です。

看護師は看護実践にて環境を変えて、患者が変わりやすく

することが役割だとロイさんは言ってます。

 4つの適応様式について

ロイの4つの適応様式とは、人間が環境に適応するために

使う4つの方法のことです。それぞれ以下のようになります。

生理的様式:身体の機能やニーズに関する方法です。

例)呼吸や循環、栄養や排泄などです。

自己概念様式:自分自身に関する考え方や感情に関する方法です。

例)自分の身体や人格、価値観や自尊感情などです。

役割機能様式:社会における役割や関係に関する方法です。

例)家族や友人、職場やコミュニティなどです。

相互依存様式:他者との愛や尊敬、価値のやりとりに関する方法です。

例)配偶者や親子、友人や同僚などです。

ロイの看護理論では、これらの4つの適応様式がうまく働いているとき、人間は健康であると考えます。

6つの看護過程

 

行動のアセスメント

行動のアセスメントでは、患者の行動を

4つの適応様式(生理的様式、自己概念様式、役割機能様式、相互依存様式)

に分類して観察・聴取します。

それぞれの適応様式には、患者の身体的、人格的、社会的、相互依存的な

側面に関する行動が含まれます。

行動のアセスメントの目的は、患者の適応状態を把握し、

適応的反応を促進するための看護計画を立てることです。

行動のアセスメントの具体的手順

行動のアセスメントの具体的な手順は以下の通りです。

患者の行動を観察・聴取します。

行動とは、患者の言葉や態度、表情、身振り、身体的な反応などです。

患者の行動を4つの適応様式に分類します。

先ほど説明した4つの分類に沿って情報を振り分けます。

患者の行動が適応的反応か非効果的反応かを判断します。

適応的反応とは、患者の目標や健康を維持・促進するような行動です。非効果的反応とは、患者の目標や健康を阻害・損なうような行動です。

 

刺激のアセスメント

刺激のアセスメントとは、患者が環境から受ける刺激に

対する反応や適応の程度を評価することです。

患者が環境から受ける刺激に対する反応や適応の程度を

評価することは、患者がどのように自分の状況に

対処しているかを見ることです。

刺激は、患者に影響を与えるもので、例えば痛みやストレスなどです。

反応は、患者が刺激に対して示す行動や感情です。

適応は、患者が刺激に合わせて変化する能力です。

刺激のアセスメントは、看護師が患者の反応や適応を理解し、

必要な看護を提供するために行います。

刺激の種類には以下のようなものがあります。

焦点刺激:その人にとって最も直接的な刺激
関連刺激:その他のすべての刺激で、焦点刺激により引き起こされる行動に寄与する。
残存刺激:現状では測定不能な信念、態度、経験などに影響を与える要因がある。

また、刺激は様々な内容に分類されます。

主な刺激の内容には以下のものがあります。

生理的刺激: 体温、栄養、酸素、疼痛など、身体の生理的な要因が患者に影響を与える刺激です。

心理的刺激: ストレス、不安、喜びなど、感情や心理状態に関連する刺激です。

社会的刺激: 家族、友人、医療スタッフなど、社会的な関係や状況が患者に与える刺激です。

文化的刺激: 文化、宗教、価値観など、文化的要因が患者に影響を与える刺激です。

刺激の評価に関して看護師は、患者が受ける刺激を評価します。

これには以下のステップで行います。

①刺激の特定: 患者が受けている刺激を特定し、種類と影響を理解します。

②刺激の程度: 刺激がどれだけ強いか、または影響がどれだけ大きいかを評価します。

③刺激の持続期間: 刺激が一時的なものなのか、持続的なものなのかを評価します。

④刺激の変化: 刺激が時間とともにどのように変化するかを観察し、評価します。

 

看護診断

最も関連のある刺激と行動との関連を陳述し、

患者の適応状態を評価します。

適応状態には、適応反応(効果的な対処)と

非効果的反応(不適切な対処)があります。

看護診断方法

適応様式(生理的様式、自己概念様式、役割機能様式、相互依存様式)の中から、患者の問題が属するものを選びます。

患者の行動(適応的反応か非効果的反応か)を記述します。

最も関連のある刺激(焦点刺激、関連刺激、残存刺激)を記述します。

具体例
・「生理的様式における非効果的反応:痛みによる血圧の上昇、関連刺激:骨折」
・「自己概念様式における非効果的反応:入院手術による不安と恐怖、焦点刺激:初めての入院・手術」など

目標設定

患者に期待される適応反応を具体的に表現し、

達成可能な目標を設定します。

介入

刺激の調整や適応レベルの向上を目的とした看護援助を提供します。看護援助には、刺激の除去や変化、適応様式の強化や発達、刺激と適応様式の関係の改善などがあります。

評価

介入の効果について評価し、目標の達成度や適応状態の変化を判断します。必要に応じて、アセスメントや介入の見直しや修正を行います。

最後に

ロイの看護理論は、看護学生にとって基本的な概念と

実践の指針を提供する重要な枠組みです。

今後の学習や実習で、ロイの看護理論を活用してみてください。

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