看護研究の進め方完全ガイド!テーマ選びから発表まで初心者でも失敗しない方法

実習

【看護師必見】初めての看護研究で失敗しない!基本の「き」から実践のコツまで徹底解説

こんにちは、看護学生アドバイザーのかずです!今回は「看護研究」について詳しく解説していきます。「研究担当になっちゃった…」「そもそも何からはじめればいいの?」そんな悩みを抱えている看護師さんのために、基本から実践のコツまで徹底的に解説していくよ!

看護研究って言われただけでため息が出る人も多いよね。僕も最初は「めんどくさいなぁ…」って思ってたんやけど、実はやってみると面白い発見がたくさんあるんや!今日はそんな看護研究のイロハを一緒に学んでいこか!

なぜ看護研究が必要なの?その意義と重要性

まず押さえておきたいのは、なぜ看護研究が必要なのか、という点です。看護研究は単なる業務や義務ではなく、看護の質を向上させ、患者さんのケアを改善するための重要な活動なんです。

看護研究の意義

  • 根拠に基づいた看護(EBN:Evidence Based Nursing)の実践
  • 日々の看護ケアの質の向上
  • 患者さんのQOL(生活の質)の改善
  • 看護師自身の専門性や実践能力の向上
  • 看護学の発展への貢献
でも、忙しい病棟業務の中で研究なんてできるんでしょうか?時間もないし、研究の知識もないし…
そやね、忙しい中での研究は大変やと思う。でもな、日々の業務の中で「ここ、もっと改善できへんかな?」って思うことあるやろ?そういう疑問や課題こそが研究のタネになるんや!コツさえつかめば、無理なく研究を進められるようになるで!

看護研究の基本的な流れ

看護研究は以下のような流れで進めていきます。一つずつ解説していきますね。

  1. 研究テーマの決定
  2. 文献検索・先行研究の調査
  3. 研究計画書の作成
  4. 倫理審査の申請(必要な場合)
  5. データ収集
  6. データ分析
  7. 研究結果のまとめ
  8. 発表・論文作成
これを見ると「えっ、こんなにやることあるん!?」って思うかもしれんけど、焦らんでもええよ。一つずつ進めていけば、必ず形になるから!まずは研究テーマを見つけるところから始めよか。

おすすめの看護研究関連の本

看護研究を進める上で参考になる書籍をいくつか紹介します。特に初めて研究に取り組む方におすすめなのが、こちらの一冊です。


看護の現場ですぐに役立つ 看護研究のポイント」は、研究担当になって「どうしよう…」と思っている看護師さんにぴったりの一冊です。テーマの決め方から研究計画書の作成方法、発表のコツまで、図やイラストを交えてわかりやすく解説されています。特に研究計画書の書き方データ分析の方法が実践的で役立ちます。

この本は僕も実際に使ってみたけど、本当に分かりやすくてオススメやで!特に「テーマの決め方」と「研究計画書の書き方」の章は何度も読み返したなぁ。看護研究の基本が網羅されてるから、初めての研究にぴったりの一冊やと思うよ!

この本を読むと、「研究って難しい」というイメージが変わり、具体的にどう進めればいいのかがわかるようになります。研究の流れがイメージできるだけで、不安が軽減されること間違いなしです!

研究テーマの見つけ方 〜悩みの種が研究の芽に〜

看護研究で最初の難関が「テーマ選び」です。良いテーマを選ぶことが研究成功の鍵となります。

効果的な研究テーマの条件

  • 臨床現場の実際の課題や疑問から生まれている
  • 実施可能な範囲である(時間・人員・設備など)
  • 患者や医療者にとって意義がある
  • 具体的で明確である
  • 自分自身が興味・関心を持てる

テーマ選びに悩んだら、以下のような視点から考えてみましょう:

看護研究のテーマ選びで悩んでる人も多いと思うで!そんな時は一人で抱え込まんと、気軽に相談してみるのがええんやで。僕のとこにも「このテーマはどうでしょうか?」って公式LINEで質問してくれる人がおるし、一緒に考えるのが一番の近道やからね!

1. 日々の業務から生まれる疑問を大切に

「なぜこの処置はこうするのだろう?」「このケアの方法、もっと良い方法はないだろうか?」など、日々の業務の中で感じる疑問や違和感が研究テーマになります。

2. 患者さんの声に耳を傾ける

患者さんや家族からの質問や要望、困りごとなども研究テーマになります。「入院中の不安を軽減する方法は?」「退院後の生活に対する患者教育の効果は?」など。

3. 自分の病棟・部署の特性を活かす

勤務している部署特有の課題や強みを研究テーマにすると、より実践的な研究になります。例えば療養病棟なら「長期入院患者のQOL向上の取り組み」「療養病棟における口腔ケアの効果」などが考えられます。

ここで一つ注意してほしいんやけど、研究テーマは「自分の興味があること」と「現場の課題解決」のバランスが大事なんや。単に自分が楽しいだけとか、逆に全く興味のない義務的なテーマやと、研究を続ける原動力が続かへんからね。
実際、僕が療養病棟で研究を担当したときは、「患者さんのためになる研究を」って言われて最初は悩んだんやけど、「そもそも看護師自身が健康でなければ質の高いケアはできない」って考えて、看護師のQOLと患者さんのADLの相関関係を研究テーマにしたんや。自分が納得できるテーマを見つけるのが大事やで!

看護研究の種類と特徴

看護研究にはいくつかの種類があります。自分の研究テーマに合った研究方法を選ぶことが重要です。

研究の種類 特徴 向いているテーマ例
量的研究 数値データを使って分析する研究
統計的手法で客観的に検証する
・特定のケア方法の効果測定
・患者満足度調査
・二つの要因の相関関係
質的研究 インタビューや観察などから得た質的データを分析
人の経験や感情、行動の意味を理解する
・患者の病気体験の理解
・看護師のバーンアウト体験
・患者家族の心理過程
事例研究 特定の事例(患者や状況)を詳細に分析
特定の状況における看護実践を深く理解する
・特定の難病患者への看護介入
・ターミナル期の患者ケア
・特殊な合併症を持つ患者の管理
実践研究 現場の問題解決を目的とした研究
実践を改善するための取り組みとその評価
・転倒予防プログラムの効果
・新しい申し送り方法の導入
・職場環境改善の取り組み
文献研究 既存の文献を系統的に調査・分析
特定のテーマに関する知見を整理する
・特定の看護技術の変遷
・疾患別の看護介入の動向
・海外の看護実践との比較
量的研究と質的研究、どっちが良いんでしょうか?初心者にはどちらが取り組みやすいですか?
それはテーマと目的によるんやけど、初めての研究なら量的研究の方が取り組みやすいかもしれへんな。アンケート調査なんかは比較的実施しやすいし、数値化されたデータは分析もわかりやすい。質的研究はインタビューの技術や分析に専門的な知識が必要になることが多いからね。もちろん、チームに経験者がいるなら、サポートを受けながら質的研究にチャレンジするのもアリやで!

研究計画書の作成 〜成功の設計図〜

テーマが決まったら、次は研究計画書を作成します。これは研究の設計図となるもので、しっかりと作成することで研究全体がスムーズに進みます。

研究計画書に含める主な項目

  • 研究タイトル
  • 研究の背景と目的
  • 研究方法(対象、期間、データ収集方法、分析方法など)
  • 倫理的配慮
  • 予想される結果と意義
  • 研究スケジュール
  • 必要な予算・設備
研究計画書って何から書き始めたらいいのか分からないんやけど…具体的にどう進めたらいいんやろ?
研究計画書は最初から完璧を目指さんでいいんや!まずは「なぜこの研究をしたいのか」という背景と「何を明らかにしたいのか」という目的をシンプルに書き出してみるといいよ。それから少しずつ他の項目を埋めていく感じで進めていくんや。病院や施設によっては計画書のテンプレートがあることも多いから、先輩の計画書を参考にするのもオススメやで!

データ収集と分析のコツ

研究計画に基づいてデータを収集し、分析していきます。ここでは初心者でも実践しやすい方法をいくつか紹介します。

1. アンケート調査のポイント

  • 質問は明確かつ簡潔に:曖昧な表現や専門用語は避ける
  • 回答のしやすさを考慮:選択肢は網羅的かつ排他的に
  • プレテスト(予備調査)を実施:少人数に試してもらい改善する
  • 回収率を高める工夫:目的を明確に伝え、簡潔なアンケートにする

2. 観察調査のポイント

  • 観察項目を明確にする:何をどのように観察するかを決める
  • チェックリストを活用:見落としを防ぐ
  • 観察バイアスに注意:主観が入らないよう留意する

3. データ分析の基本

収集したデータは、目的に合わせて適切に分析します。

  • 単純集計:基本的な統計量(平均値、中央値、最頻値など)
  • クロス集計:二つの項目の関連性を調べる
  • グラフ化:視覚的に分かりやすく表現する
  • 統計的検定:差や関連性の統計的有意性を確認する(t検定、カイ二乗検定など)
統計とか分析って聞くと難しそうに感じるよな。でも今はExcelでもかなり分析できるし、職場に詳しい人がいれば相談するのもアリ!僕自身、看護師のQOLと患者のADLの相関を調べるときは、スタッフの協力を得てアンケート調査とADL評価を行って、散布図を作って相関係数を出したんや。完璧を目指さず、できる範囲で取り組むのが続けるコツやで!

時間がない看護師のための研究の進め方

忙しい臨床現場で研究を進めるには、効率的な時間管理と周囲の協力が不可欠です。

時間を効率的に使うコツ

  • 小さな単位に分ける:一度にすべてをやろうとせず、15〜30分でできる作業に分ける
  • 優先順位をつける:締切に近いものから着手する
  • 隙間時間を活用:通勤時間や休憩時間を利用する
  • チームで分担:役割分担して効率よく進める
  • 定期的な進捗確認:月1回など定期的に進み具合を確認する
私が初めて研究を担当したときは、はじめから完璧を目指して挫折しそうになりました。でも、「今日はこの文献だけ読む」「今週はアンケートの質問を3つ考える」など、小さな目標を立てることで少しずつ進められました。また、上司に相談して業務時間内に30分ほど研究時間を確保してもらえたのも助かりました。

看護研究でよくある失敗とその対策

初めての看護研究では様々な困難にぶつかることがあります。よくある失敗とその対策を知っておくと、スムーズに研究を進められます。

よくある失敗 対策
テーマが広すぎる 「〜について」ではなく、具体的な問いを立てる
対象や条件を限定して焦点を絞る
研究計画が曖昧 計画書は詳細に作成し、第三者にチェックしてもらう
実現可能なスケジュールを立てる
先行研究の調査不足 文献検索をしっかり行い、すでに明らかになっていることを把握する
図書館司書や経験者に検索方法を相談する
データ数が少なすぎる 事前に必要なサンプル数を計算する
回収率を想定して多めに配布する
研究途中で挫折 チームで進める、助言者を見つける
小さな目標を設定し、達成感を味わいながら進める
倫理的配慮の不足 研究開始前に倫理審査を受ける
対象者への説明と同意取得を徹底する
特に「テーマが広すぎる」「データ数が足りない」っていう失敗は本当によくあるから注意してな!例えば「看護師の満足度調査」みたいな広すぎるテーマより、「夜勤における休憩時間の取得状況と疲労度の関係」みたいに具体的にしたほうがええんや。また、統計的に意味のある結果を出すためには、ある程度のデータ数が必要やから、事前に相談するのがおすすめやで。

職場で研究担当になったとき、「やりたくない…」と思うのは自然なことです。でも、その研究が誰かの役に立つかもしれないと思えば、少し気持ちも変わるのではないでしょうか。一歩踏み出す勇気を持って、看護研究の世界に飛び込んでみましょう!

看護研究について、さらに詳しく知りたい方、具体的な相談をしたい方は、Nurse Path+の公式LINEまでお気軽にご連絡ください。研究テーマの選び方から発表までサポートいたします!

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看護研究の新しい視点:スタッフのQOLにも目を向ける

看護研究というと「患者さんのため」という視点が強調されますが、実は看護師自身の健康やQOLに目を向けた研究も非常に重要です。

実際、僕が療養病棟で研究したときは、「スタッフのQOLと患者やでー
またわからないことがあったら連絡してきてください。皆さんのサポートをします!

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