【看護師が解説】心電図の読み方基本ガイド|5つの重要な異常波形を図解」

看護師系

こんにちは、看護学生の皆さん!

看護師のかず学長です!

今日は心電図(ECG)について学びましょう。

心電図と聞くと皆さん苦手意識を持つ方も多いと思います。

今回はそんな苦手な人に向けてできるだけわかりやすく

記事にまとめてみました。

心電図とは何か?

心電図(ECG)は、心臓の電気的活動をグラフ化したものです。

心臓の各部位が正常に動作しているか、

異常なリズムがあるかなどを評価することができます。

心電図の読み方

心電図の波形は、P波、QRS複合波、T波の3つの

主要な部分から成り立っています。

P波:心房の収縮を示します。

QRS波:心室の収縮を示します。

T波:心室の再分極を示します。

これらの波形が正常範囲内にあるかどうかを確認することで、

心臓の健康状態を評価します。

異常な心電図

心電図が異常な場合、それは心臓に何らかの問題があることを

示しています。例えば、QRS複合波が広がっている場合、

心室性期外収縮や心室ブロックの可能性があります。

また、T波が異常な場合、虚血性心疾患の可能性があります。

それでは代表的な心電図の異常波形を見ていきましょう。

1. 心室細動(Ventricular Fibrillation)

心室細動は、心電図上で最も危険な波形とされています。

これは、心室が効果的に収縮せず、

代わりに無秩序に震える状態を示します。

心室細動は、心停止の一形態であり、緊急の医療介入が必要です。

2. 心室頻拍(Ventricular Tachycardia)

心室頻拍は、心室が異常に速く収縮する状態を示します。

これは、心臓が血液を効果的にポンプできない状態を

引き起こし、意識喪失や心停止を引き起こす可能性があります。

3. 心房細動(Atrial Fibrillation)

心房細動は、心房が無秩序に震える状態を示します。

これは、血液が心房に滞留し、血栓が形成されるリスクを高めます。

血栓が脳に達すると、脳卒中を引き起こす可能性があります。

4. 第三度房室ブロック(Third-degree AV block)

第三度房室ブロックは、心房から心室への電気信号の

伝達が完全に遮断されている状態を示します。

これは、心室が非常に遅く収縮し、

血液の供給が不足する可能性があります。

5. ST上昇型心筋梗塞(STEMI)

ST上昇型心筋梗塞は、心電図上でSTセグメントが

上昇している状態を示します。

これは、心筋の一部が血液給供を失い、

壊死していることを示しています。

心電図の重要性

心電図は、心臓の健康状態を迅速に評価するための重要なツールです。

心臓病の早期発見や、治療の効果を評価するためにも、

心電図の読み方を理解することは非常に重要です。

以上が心電図の基本についての説明です。看護師として、

心電図の読み方を理解し、患者さんの心臓の健康状態を

適切に評価できるようになることは非常に重要です。

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