【現役看護師が教える】これをみればいい!母性看護学アセスメントのコツ ~妊娠期編~

アセスメント系



どうもかずです!!

今日は母性看護学のアセスメントのコツについて書いていきます

長編なので、妊娠期・分娩期・産褥期で分けてます。

先に言っておくと、僕はこの母性看護学で

今までの人生と考え方が、変わるくらいとても影響を受けてます

なのでとても、思い出深い実習でもありました!!

赤ちゃんの可愛さにはめっちゃ癒されました

さて、先日サポート生から質問貰いました!

かずさん。母性のアセスメント難しいです!!

なんか今までと違うし、見るところ多すぎます。

アセスメントの思考を、ウェルネスに切り替えないといけないです。

見るところは多いけど、実際には正常なことが多いです。

 

アセスメントが今までとは、大きく変わる点が2点あります。

まず一点今まで問題解決型思考だったのが

ウェルネス思考に切り替わるからです。

ウェルネスとは・・・・
ウェルネス看護とは「健康で幸福に生活したい」という患者の意向を叶えて、ウェルネスな状態へと導くために必要な支援やケアを提供することです。

その為に、アセスメントや考え方が今までとは違うので、難しく感じます。

問題解決型思考が患者の弱みに目をつけるのに対して、

ウェルネスはいい所を伸ばす考え方です。

あともう一点は、アセスメントの量です。

産褥期 妊娠期 分娩期と母体のアセスメントと

赤ちゃんのアセスメントもしなければなりません!!

実習の中では圧倒的な量になります。

先に、母性のアセスメントを述べておきます。

・ウェルネス看護で良いところに目をつけ、伸ばすような看護をする。

・正常な過程かそれ以外かでアセスメントする

では、アセスメントのコツ書いていきます。

母性看護学アセスメントのコツ

周産期、思春期、更年期など女性の一生を通じた健康生活の維持・増進、疾病予防を目的とした看護を学びます。

看護実習においては、母子の看護が中心になる事がほとんどです。

正常経過の褥婦および新生児を受け持ちが基本となります。

なので、子供だけではなく、お母さんもアセスメントしなければなりません。

やっぱ、アセスメントするところ多くて

どこをみればいいのかわかりません

まず、落ち着いて考え方を変えていきましょう

出産は異常な経過だと思いますか?

出産する人が必ず通る過程なので、

異常ではないです。

そうです。出産は異常ではないので、

実習で受け持つ方などはほぼ正常です。

 

例えば、母乳が出る事は異常ではなく、正常と判断して、

より母乳がでるように看護することが大切です。

 

母性のアセスメントは正常なことが多いです。

正常ならばなぜ正常なのか書いていく必要があります。

そして、正常ならばよりいい方向に向かうような看護をします。

 

正常なところを見つけて、伸ばしていく看護をする。

妊娠期のアセスメント

診察(妊娠)のイラスト【線画】

ここのアセスメントはとても経過も長くなりがちですが、

まずは、正常か正常ではないか考えていきます。

見てほしい点は主に二つです。

・妊娠高血圧

・妊娠糖尿病

の二種類になります。では、見ていきましょう。

妊娠高血圧症

妊娠20週以降に起こりやすく、もともと高血圧の症状がなかった人が起きる病気です。

高血圧となる疾患で、時に蛋白尿や全身の臓器障害を伴うことがあります。

母児への影響が大きく、母体死亡や胎児新生児の死亡の原因になることが多いです。

34週未満では、重症化しやすく胎盤が剥がれ、赤ちゃんに栄養がいかなくなり、

胎児が死亡する確率が高くなります。

妊娠高血圧症は、10%の確率で発症し、

誰にでも起こりえます。

診断基準

・収縮期血圧が140mmHg以上(重症では160 mmHg以上)

・あるいは拡張期血圧が90mmHg以上(重症では110 mmHg以上)になった場合

 

原因

・糖尿病
・高血圧
・腎臓の疾患がある人
・肥満
・年齢が高い(40歳程度)
・初産婦

以前に発症した妊婦さんは妊娠高血圧症候群になるリスクが上がります。
胎盤が正常に機能しない為、胎盤内で様々な物質が作られ、
引き起こすのではないかと言われてます。
まだ研究で分かっていないところも多い疾患です。
治療法

降圧剤で治療が基本となります。あとは安静にしていることが大切です。ストレスでも、血圧も高くなるので、しっかりと不安や訴えを聞くことが大切です。

妊娠糖尿病

妊娠すると、胎盤から分泌されるホルモンの影響でインスリンが十分働かない状態になります。

それは妊娠後期になるにつれ増していくので、妊娠中は常に注意が必要です。

妊娠初期から後期まで検査が必要となります。

初期は、インスリンを増やしがちで低血糖を起こしやすいです。

 

妊娠中期・後期は妊娠35週程度にインスリンが効きにくくなるので、

食後高血糖を起こしやすいです。

 

妊娠糖尿病になると、母児ともに出産に大きなリスクになりえます。

リスク

・母の場合は、妊娠性高血圧、羊水過多、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症などの合併症

・赤ちゃんは黄疸、巨大児、心肥大、流産、形態異常が起きます。

リスクが高くなるので、注意が必要です。
診断基準
妊娠糖尿病
75gOGTTにおいて次の基準の1点以上を満たした場合に診断する。
①空腹時血糖値≧90mg/dL
②1時間値≧180mg/dL
③2時間値≧150mg/dL
妊娠中の明らかな糖尿病
以下のいずれかを満たした場合に診断する。
①空腹時血糖値≧126mg/dL
②HbA1c値≧6.5%
*随時血糖値≧200mg/dLあるいは75gOGTTで2時間値≧200mg/dLの場合は、妊娠中の明らかな糖尿病の存在を考える

原因

妊娠中は胎児へと多くのエネルギーを送ります。
胎盤からインスリンの働きを抑える酵素が発生するため、どんな妊婦でも通常時に比べると血糖値が上がりやすくなります

誰にでも起こりうる疾患なので、要注意です。

帝王切開の時にも、治癒の遅延や感染症のリスクが高まります

治療

食事療法 運動療法が主になりますが、それでもコントロールが出来ない場合は、インスリン療法を使うときもあります。

まとめ

妊娠中に起こりやすい二つの疾患についてまとめました。
この二つは、母児共に影響を大きく与える疾患です。
定期健診の時の血圧・血糖値は要注意です。
アセスメントは難しいですが、ぜひ参考にしてみてください。

次は、分娩期のアセスメントについて書きます。

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